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キング・オブ・アスリート

今日は朝から4つ続けて取材が入っていました。

朝一番で、北京オリンピック金メダリスト、ブライアン・クレイが近隣の小学校を訪問している様子を取材。その後、さっと美容院で髪を切ってから、高校生ソフトボール選手の写真撮影に立ち会いました。それが終わると、今度はプールへと移動し、小児まひを患いながらも水泳部で活躍する高校一年生にインタビュー。夜は野球場でハイデザート・マーベリックスの試合記事を書いてから、ようやくオフィスに戻り、夜中までビデオの編集作業をしていました。移動がハードでしたが、外に出て人に会っていると充実感を感じます。

陸上10種競技の世界王者であるブライアンは、自ら創設したブライアン・クレイ基金の活動として、ハイデザートの小学校をまわっています。子供たちと一緒に競走をしたり、槍投げの実演をしたりと、サービス満点でした。著名アスリートの中には、来てやっているという態度の人もいますが、ブライアンは道具の後片付けを黙々と行うなど、とても好印象を受けました。

彼は日本生まれの母と祖母を持ち、日本的な家庭で幼少時を過ごしました。ハワイに住んでいた頃は日本語もある程度聞き取れたといいますが、10年前にカリフォルニアに来てからは、スペイン語とごっちゃまぜになってしまったそうです。

Bryan Clay(撮影・David Pardo)

ブライアンは昨年の秋、お正月に放送されたスポーツマンNo.1決定戦収録のため、日本を訪れました。デカスロンを制し、キング・オブ・アスリートと呼ばれる彼にとって、ハンドボールの宮崎大輔選手に破れて2位になったのは屈辱だったに違いありません。本番前日に到着し、翌朝8時から始まった収録は、真夜中すぎまで続いたそうです。初めて見る種目やオリンピック後の調整不足に悩まされ、思うような結果を残せなかったといいます。

スポーツマンNo.1決定戦について興奮気味に話す彼を見ていると、今年度末の出場に対して、かなり前向きだと感じました。万全のコンディションで臨んだブライアンがどんなパフォーマンスを見せるのか、今から楽しみです。

ところで、ブライアンの訪れた小学校で6年生の女の子と、こんな会話を交わしました。

「何のために取材してるの?」
「新聞だよ。」
「記事を書くとお金をもらえるの?」
「もらえるよ。」
「一つの記事につき、いくら?」

子供といえど、ちゃっかりしているものです。まあ答えを聞いたら記者を志す子供がいなくなりそうなので、ブライアンよりちょっと少ないくらいだよと、曖昧に返しておきました。
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theme : 陸上競技
genre : スポーツ

tag : ブライアン・クレイ 10種競技 ハイデザート 取材 スポーツマンNo.1決定戦

山頂にある高校

ハイデザートから一時間ほどのところにある、アローヘッド湖に取材に行ってきました。Rim of the World(世界の縁)高校という名前の通りでした。

theme : 日々のつれづれ
genre : 日記

tag : アローヘッド湖 Rim of the World

町の象徴、高校フットボールを取材

スポーツ記者にとって、金曜日の夜はバーで過ごすものではありません。

日本の夏が高校野球で沸くように、アメリカも秋になるとフットボールで熱狂に包まれます。特にビクタービルのような小さな町では、金曜の夜に行われる高校フットボールが人々の心を一つにします。地元のフットボール部は町全体の誇りなのです。

うちの新聞は正社員、インターン生、非常勤スタッフを総動員して取材するため、秋のフライデーナイトは一年で一番忙しい日々だと言えます。

ボクも既にシーズン前の各チームの紹介記事を書き終え、金曜日に開幕戦の取材に行ってきました。フットボールの試合は大学院時代に取材をしたことがありますが、その時とはまるで勝手が違います。

アメリカの大学では、スポーツ情報部がメディアに対して詳細な試合結果や数的データを即時に提供してくれるため、記者は自分でスコアをつける必要がありません。試合後には監督や選手たちとの記者会見が開かれ、最低限のコメントは確実にとれるようになっています。しかもテネシー大ではインターネット、冷暖房完備の記者席で、豪華なバフェを食べながら試合を観戦していたのですから、今とは別世界です。

DSCF7738 のコピー
テネシー大スタジアムの記者席

DSCF7752.jpg
テネシー大選手への試合後インタビュー

ここではスコアは自分で全て記録し、それをもとに厳しい締切りの中記事を書きます。記者席はあるものの、誰もデータなど渡してくれません。試合後は不機嫌なコーチや取材慣れしていない高校生のところに飛んでいってコメントをもらいます。学校にインターネット環境がない場合は、オフィスに戻るか、既に閉店しているスターバックスの外に座り込んで記事を送ることになります。

ビクタービルに来て、これまで恵まれた環境の中で取材をしてきたことをつくづく実感します。でもこれも修業のうち。厳しい環境の中でもまれることで、スポーツに対する理解が深まり、ちょっとやそっとのトラブルでは動じなくなっているような気がします。


地元で行われた高校フットボールの試合


IMG_4971.jpg
試合でつけたスコアシート

theme : 海外で働く
genre : 就職・お仕事

tag : アメリカ フットボール 日本 アメフト 高校 テネシー大 ビクタービル 取材 記者

しめきりだいすき

テレビや映画などで見たことがあるかもしれませんが、新聞記者には毎日厳しい締切りが存在します。

うちの新聞も、朝5時くらいには個人宅や売店、販売機に配達されるので、夜の12時半に印刷を始めなければなりません。一ページでも入稿が遅れれば、印刷プロセス全体が止まってしまいます。

だからニュースやスポーツ局は、全ての記事や写真を配置した紙面を、真夜中の締切りまでに完成させるため必死です。

特にスポーツは夜に試合が行われるので、締切り直前まで記事を待つことがよくあります。通信社が送ってくる場合は、ただ空いているスペースに放り込めば済みます。

でも自分たちで記事を書く場合は、それこそ時間との戦いです。執筆だけでなく、校正にかかる時間も考慮しなくてはなりません。長引いた野球の試合では、試合終了と同時にスタジアムからオフィスへ記事を送ることもあります。

まだこの仕事に就いてあまり時間が経っていなかった時のこと。ロサンゼルスでバスケットボールの試合を取材した後、締切りまで30分しかないのに原稿まっさらということがありました。

高校の試合だったため記者席のようなものはなく、原稿を書いてインターネットで送ろうと近くのスターバックスに行きましたが、何と閉店済み。

しかもそこには同じ試合を取材していたライバル紙の記者が既に到着していて、唯一外に出ていたイスとテーブルを占拠しています。彼のパソコン画面をチラッとのぞくと、もう完成間際。更に焦りがつのります。

仕方なく店外の地面に座り込み、ボクもノートパソコンを取り出して記事を打ち始めました。

よく考えればそこはロスでもそんなに安全ではない地域。隣ではホームレスらしき男性が一人でぶつぶつつぶやいています。暗くて人通りが少ない中、美しいマッキントッシュを見せびらかすのは、男子校に若くてきれいな女性教師がやってくるようなもの。まあ、でもそんなこと気にしている暇はありません。

それより心配なのはパソコンの電池。ここで切れたら一貫の終わりだなんて考えが頭をよぎり、残量が気になります。

しかし人間追いつめられるとどうにかなるもの。のんびり記事を書いている時の500倍くらい脳の回転数があがり、無我夢中でタイプし続けました。大学時代、いつも課題を最後まで先延ばしにし、徹夜で論文を書き上げていた時の集中力が役立ったのかもしれません。

締切り数分前に何とか記事を書き上げ、校正に間に合うよう急いでスターバックスの無線インターネットからEメールで記事を送信しました。

そんな試練をいくつか乗り越えて、今ではきつい締切りにも慣れてきたため、与えられた時間に合わせてそれなりの記事を書き上げるテクニックが身に付いてきました。

何かに追われながら記事を仕上げるスリル、そしてそれが完成した時の達成感は記者の醍醐味だと言えます。

theme : マスコミ系
genre : 就職・お仕事

tag : 締切り 新聞 アメリカ 印刷 校正 執筆 記事 配達 マッキントッシュ

プロフィール

TomoyaS

Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

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