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しめきりだいすき

テレビや映画などで見たことがあるかもしれませんが、新聞記者には毎日厳しい締切りが存在します。

うちの新聞も、朝5時くらいには個人宅や売店、販売機に配達されるので、夜の12時半に印刷を始めなければなりません。一ページでも入稿が遅れれば、印刷プロセス全体が止まってしまいます。

だからニュースやスポーツ局は、全ての記事や写真を配置した紙面を、真夜中の締切りまでに完成させるため必死です。

特にスポーツは夜に試合が行われるので、締切り直前まで記事を待つことがよくあります。通信社が送ってくる場合は、ただ空いているスペースに放り込めば済みます。

でも自分たちで記事を書く場合は、それこそ時間との戦いです。執筆だけでなく、校正にかかる時間も考慮しなくてはなりません。長引いた野球の試合では、試合終了と同時にスタジアムからオフィスへ記事を送ることもあります。

まだこの仕事に就いてあまり時間が経っていなかった時のこと。ロサンゼルスでバスケットボールの試合を取材した後、締切りまで30分しかないのに原稿まっさらということがありました。

高校の試合だったため記者席のようなものはなく、原稿を書いてインターネットで送ろうと近くのスターバックスに行きましたが、何と閉店済み。

しかもそこには同じ試合を取材していたライバル紙の記者が既に到着していて、唯一外に出ていたイスとテーブルを占拠しています。彼のパソコン画面をチラッとのぞくと、もう完成間際。更に焦りがつのります。

仕方なく店外の地面に座り込み、ボクもノートパソコンを取り出して記事を打ち始めました。

よく考えればそこはロスでもそんなに安全ではない地域。隣ではホームレスらしき男性が一人でぶつぶつつぶやいています。暗くて人通りが少ない中、美しいマッキントッシュを見せびらかすのは、男子校に若くてきれいな女性教師がやってくるようなもの。まあ、でもそんなこと気にしている暇はありません。

それより心配なのはパソコンの電池。ここで切れたら一貫の終わりだなんて考えが頭をよぎり、残量が気になります。

しかし人間追いつめられるとどうにかなるもの。のんびり記事を書いている時の500倍くらい脳の回転数があがり、無我夢中でタイプし続けました。大学時代、いつも課題を最後まで先延ばしにし、徹夜で論文を書き上げていた時の集中力が役立ったのかもしれません。

締切り数分前に何とか記事を書き上げ、校正に間に合うよう急いでスターバックスの無線インターネットからEメールで記事を送信しました。

そんな試練をいくつか乗り越えて、今ではきつい締切りにも慣れてきたため、与えられた時間に合わせてそれなりの記事を書き上げるテクニックが身に付いてきました。

何かに追われながら記事を仕上げるスリル、そしてそれが完成した時の達成感は記者の醍醐味だと言えます。
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theme : マスコミ系
genre : 就職・お仕事

tag : 締切り 新聞 アメリカ 印刷 校正 執筆 記事 配達 マッキントッシュ

「走る」にかける想い

ゴール前の混戦。頭を左右に大きく揺らし、がむしゃらに腕を振る。お世辞にもきれいだとは言えないフォームだ。フィニッシュラインのレーンサイドでは、チームメイトが彼の名前を叫んで応援している。

優勝がかかったリーグ最終戦。そこで彼はリレーの代表選手として走っていた。彼の名前はマラカイ・サッグ。カリフォルニア州ソルタナ高校の最上級生で、名門陸上部の中距離走選手。最近めきめきと力をつけ、地元の大会では優勝したこともある。

ただ驚くことに、サッグはほんの一年前まで本格的にスポーツをしたことがなかった。運動らしい運動は体育の授業くらい。放課後は家にこもってテレビゲームをしている少年だった。

そんな彼の人生が変わったのが一年前のこと。男子陸上部のジャスティン・プライス監督が、受け持っていた歴史の授業中に選手の募集をした。大好きなプライス先生の呼びかけに、サッグはある思いを抱いた。

ボクも陸上部で走ってみたい。

思いもよらぬサッグの反応に、プライスは喜びを感じると同時に不安を抱いた。スポーツ経験のない生徒が名門ソルタナ陸上部についていけるのか。そして何よりプライスが心配したのが、サッグ成績。日本と違ってアメリカ高校ではある一定以上の学業成績を修めていないと、部活動に参加することが許されないのである。サッグはこれまで熱心に勉強するような生徒ではなかった。

プライスは教師としてサッグの一つのハンデも知っていた。サッグは学習障害を抱えているため、特定の知識を習得するペースが遅いのだ。そんな彼にとって規定の成績を維持するのは簡単なことではない。

しかし、サッグは一度決めた思いを諦めはしなかった。三年生の彼にとってチャンスは1シーズンしかない(注1)。今成績を上げなければ、もう一生走るチャンスはやってこないだろう。これまで何となく過ごしていた帰宅後の時間を一切勉強にあてて、机の前にかじりついた。

そして彼はその学期、規定の学業成績をとることに成功し、見事チーム入りを果たす。

しかし、そこからが本当の試練だった。運動経験のないサッグは、入部当初はもちろんチームでもビリッけつ。新入生にすら歯が立たない。毎年リーグ優勝候補筆頭に挙げられるソルタナ高校。学業で成績を保ちながら、春シーズン開始までのわずか数ヶ月で、チームに貢献できるほどのレベルに達するとは誰一人思っていなかった。

それでもサッグは自分の決意を信じて疑わなかった。多くの選手が嫌がる中距離走をあえて選び、彼はひたすら練習と学校の勉強に打ち込んだ。

「これまでの自分を変えたかったんだ」とサッグは言う。

ただ何となく過ごしていた毎日から抜け出したい。それだけの思いだった。

陸上部への誘いを受け、チームに入ることを決めてからからわずか一年。プライスにこんなに頑張るやつは見たことがないとまで言わしめたサッグは、驚異的にタイムを伸ばし、チームの正代表に選ばれるまでになった。

そしてやってきた初めての試合の日。彼は地元のライバル校との対戦で、陸上の華とも言われる1600メートルリレー走に出場し、見事チームを勝利に導く。続く競技会ではなんと800メートルと1600メートルの両方で一位を獲得した。

そんな彼の進歩を一番喜んでいたのはプライスだった。

スポーツをしたこともない、ましてやチームに入れるかも微妙だったマラカイが、ここまで来るなんて信じられるかい?下だった成績も、今や上位だよ。彼は一心不乱に頑張った。きっと自分の人生を変えたかったんだろうね。こんなに努力をする選手には初めて出会った。彼をコーチできたことを誇りに思う。」

陸上を始める以前のサッグは、高校卒業後は軍隊に入ることを決めていたという。勉強が苦手だった彼に、大学という選択肢はなかったのだ。だが、それも大きく変わった。

サッグの能力に目をつけた地元の二年制大学の陸上コーチが、彼をチームに誘ってきたのだ。サッグは高校卒業後、そこで中距離を続けることが決まっている。そして今では四年制大学に編入するという目標すら持つようになった。

「できるだけ走っていたいんだ。前までは大学に行こうなんて夢にすら思わなかった。でも陸上のおかげで成績も上がったし、将来は四年制大学に行って陸上を続けたい」とサッグは話す。

以前の彼は、人に必要とされるという感覚を味わうことがなかった。でも陸上を始めてからは、チームのために自分が頑張らなくてはならない、チームメイトの期待に応えたい、そんな気持ちが湧いてきたという。個人競技だと思われがちな陸上でも、サッグはチームの一員として走ることを忘れない。

「チームのために頑張りたい。それが走る一番の楽しみだよ。」

残念ながら、リーグ最終戦はカリフォルニア州でもトップレベルの選手が相手だったため、サッグは個人で一位を獲ることはできず、ソルタナも優勝を逃してしまった。それでもサッグは、800メートルと1600メートルで三位入賞を果たした。

プライスは大会後、サングラスで表情を隠しながらこう話した。

「今日勝てなかったのはもちろん残念だ。でもマラカイのような選手がチームのために必死に頑張ってくれた。コーチとしてこれ以上の喜びはないよ。」

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注1 アメリカ高校は4年制。日本でいう中学校は2年間のところが多い。

theme : 高校スポーツ
genre : スポーツ

tag : アメリカ 高校 スポーツ 中距離 ソルタナ 陸上 勉強 成績 サッグ

ひまわりの種を噛む

ソフトボールに引続き、今日は高校野球のナイター取材でした。

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金曜の夜に、同じ市にある二つの高校がぶつかり合うということで、300人以上の観客が詰めかけていました。この二校はフットボールやバスケットボールでは選手同士のみならず、観客の間でも乱闘が起きるほどのライバル関係です。

スピーカーからクイーンを始めとするおなじみのスポーツ・ソングが鳴り響き、売店からはグリル焼きのいい匂いが漂ってきます。プレイボール前には国歌斉唱や始球式も行われました。学校側が少しでも雰囲気を盛り上げようとしているのが伝わってきます。

アメリカの高校スポーツは、日本のように一発勝負のトーナメント形式はとっていません。レギュラーシーズンは各地域でリーグ戦が行われ、そこでの上位校がトーナメント形式のプレイオフに進出するのです。

ボクの住むハイ・デザートと呼ばれる地域には二つのリーグがあり、今日の二校は同じリーグ内で一、二位を争っています。だから生徒や親、地元の住人たちが熱狂しないわけがありません。

毎年近くの高校同士がぶつかり合うため、それが伝統やライバル関係を生み、勝負を面白くする。だから高校スポーツが新聞に取り上げられるほど地元に根付くのだと言えます。

ちなみに、アメリカの野球観戦と言えばひまわりの種。選手も観客も、口いっぱいに詰め込んで試合を楽しみます。ボクはこれまで食べたことがなかったのですが、隣にいたカメラウーマンのセラがそれを聞いて驚き、食べ方を伝授してくれることになりました。セラはボクと同い年くらいの美人さんなので、断るわけにはいきません。

彼女はジーパンの後ろポケットから袋をサッと取り出し、慣れた手つきで口いっぱいに種を詰め込みました。口の中で噛みながら種の中身だけを取り出し、表面に付着した塩味がなくなったら殻をペッと吐き出す。ワイルドでセクシーです。見ているとちょっと簡単そう。

でも種をもらって実際にやってみると、果たして中身だけを食べられているのか自分でもよく分かりません。しかも殻を吐き出すのが意外と難しく、唾が大量に出て汚らしくなってしまいます。格好悪いところは見せられないと頑張ってみましたが、最後は結局指を突っ込んで殻を取り出す始末。

アメリカ文化をマスターするには、まだまだ遠い道のりが待っているようです。

theme : 野球全般
genre : スポーツ

tag : スポーツ アメリカ 高校 野球 ひまわり リーグ トーナメント

チャドルが欲しい

今日はバカなくらい晴天の中、砂漠のど真ん中にある高校へソフトボールの試合を取材しに行ってきました。

ソフトボールグラウンドには、みずみずしいくらい緑色の天然芝がきれいに生えそろっていましたが、その周りは見渡す限り茶色。まさに砂漠のオアシスです。ここの気候を考えれば、観客席に屋根くらいつけてもいいように思いますが、そんな考慮は一切なし。観客一同、太陽の恵みを全身で受け止めながら試合の行方を追っていました。

日差し対策のために麦わら帽子をかぶっていたのはいいですが、半袖を着ていったのは間違いでした。腕が真っ黒です。砂漠では湿気による暑さはないので、日差しを避けることが最優先課題。中東の女性が、一見暑苦しいようなチャドルを身にまとっているのには意味があるんですね。

日本では真夏に高校野球やサッカーの大会が行われますが、ここでそんなことしたら日射病続出です。アメリカの高校ではスポーツによってシーズンが明確に分かれているばかりか、地域によってそのシーズンは異なります。全国大会が存在しないというのは、色々な意味で子供の健康を考えた結果なのです。

ちなみに、カリフォルニアの高校ソフトボールのレベルには驚かされます。ビクタービルのような田舎でも、それぞれの高校にしっかりとしたピッチャーがいて、いくつもの変化球を操ります。守備でのエラーもほとんどありません。アメリカ代表チームのメンバーが揃ってカリフォルニア出身なのにも納得です。

theme : ソフトボール
genre : スポーツ

tag : アメリカ スポーツ 高校 野球 ソフトボール サッカー チャドル 日射病

暑さを楽しもう

春を通りすぎて夏がやってくるとはこういうことかとばかりに、数日前からぐっと日差しが強くなりました。山の反対側にあるロス近郊では、四月の過去最高気温を更新したとの記事を読みました。この時期で39度は確かに暑い。

ビクタービルでも、雲や雨は冬で使い果たしたようで、絵に描いたよな晴天の日が続きます。このままの調子だと、地球温暖化を訴える環境保護団体も舌好調になること間違いなしです。

ビクタービルは東京のような湿気は全くなく、それほど暑さは感じませんが、日差しは強い。まさに太陽に差されている感覚を味わえます。

思わずプールに飛び込みたくなりますが、アパートのプールは、無邪気な子供たちが暑さで気が狂ったかのように水と戯れ、プールサイドも我が物顔で寝そべる水着姿のおばちゃんたちに占領されているため、ボクの入り込む余地などありません。冬の寒い時期に、海パン一丁で一人寂しくジャグジーに浸かっていたのは俺だぞと文句を言いたくなります。

とりあえずは以前からの夢であった、車のボンネットで目玉焼きを焼くことに挑戦してみようと思います。洗車をして表面をきれいにしないと。。。

theme : 日々のつれづれ
genre : 日記

マリオカートWii

ニンテンドウから、マリオカートWiiが発売されました。

マリオカートWii(「Wiiハンドル」×1同梱)マリオカートWii(「Wiiハンドル」×1同梱)
(2008/04/10)
Nintendo Wii

商品詳細を見る


なんとコントローラーではなく、ハンドルを握って操作するという新感覚のゲーム。マリオカートというゲームの魅力を最大限に引き出し、Wiiの直感的操作コンセプトをそのまま実現しています。



マリオカートは、初代のスーパーファミコン版から最新のWii版まで、知り合い同士で集まって遊べるパーティーゲーム。

コアなゲームファンが一人黙々とテクニックを磨いてタイムを縮めていったり、オンラインで見知らぬゲーマーと競い合ったりするレーシングゲームとは、そもそも出発点が違います。

最近のテレビゲームはグラフィックや音楽には優れますが、肝心の操作が複雑になりすぎて、初心者には手が出しづらくなっています。コントローラーのボタンの数が指の本数よりも多いようでは、一部のゲーム狂以外にはとても操れたもんじゃありません。

普段あまりゲームをしない者同士が集まって、ちょっと時間を潰すには難しすぎます。若い世代のゲーム離れが進んでいるというのも、これでは当然です。ボク自身、プレイステーションやらXBoxやらが発売されてからは、テレビゲームから遠ざかるようになっていました。

その点マリオカートWiiは、コントローラーの操作に慣れていない人でも、実際に運転する感覚でゲームを楽しむことができます。大学生や家族、女の子同士が集まっても十分遊べるでしょう。

カラオケやボーリングに並ぶ娯楽になりうる可能性を秘めたゲームだと言えます。

theme : Wii(ウィー)総合
genre : ゲーム

tag : マリオカート ニンテンドウ Wii ゲーム 初心者 直感的

ロスト症候群

この二日間仕事中に眠くなってどうしようもありません。人気テレビ番組「ロスト」の第一シーズンを夜通しで見続けのたが原因です。

LOST シーズン1 DVD Complete BoxLOST シーズン1 DVD Complete Box
(2006/08/02)
マシュー・フォックス、エヴァンジェリン・リリー 他

商品詳細を見る


abcのホームページで無料公開されているのを見始めたら、止まらなくなってしまいました。以前から見ようと思っていたのですが、ミステリーの要素があるということで、テレビで途中から見始める訳にはいきませんでした。

いざ見てみると、緻密に練り上げられたストーリーに驚かされます。これという主人公がいない作品なのですが、その分、一人一人のキャラクターが細やかに描かれていて、話のスケールが大きく広がります。

ボクは日本のトレンディードラマも大好きですが、ストーリーの構成という点では、アメリカのドラマにはとても及びません。映画と違い、時間の制約が少ないテレビだからこそ可能な、複雑なミステリーの絡み合いや各登場人物の世界観といった要素を最大限に生かしています。

「ロスト」は、無人島に取り残された人々が、次々と襲いかかる困難に立ち向かっていくミステリー・アドベンチャー。各登場人物が入り組んだ過去を持ち、それが無人島での生活と結びついていくことで、フラッシュバックとして映し出されます。一話毎に秘密が明かされていくので、いったん見始めると中毒にかかってしまいます。

それにしても、テレビ局がインターネット上で番組を無料公開するとは、素晴らしいアイディアです。コマーシャルはテレビ放映より短い上に、自分のスケジュールに合わせてみることができる。仕事で見逃すということもありません。

テレビ局には、YouTubeの動画を取り締まるよりも、こうした視聴者にとって便利な視聴方法を普及させることに力を入れてもらいたいものです。

theme : 海外ドラマ(欧米)
genre : テレビ・ラジオ

tag : lost ロスト シーズン アメリカ 日本 ドラマ 無料

海外留学成功の秘密!

カリフォルニアというと、日本人がたくさんいるような印象を持つ人が多いですが、ビクタービルは全くそんなことありません。奥多摩に住む人に、東京だからさぞかし外国人がたくさんいるんでしょう、と聞くようなものです。

そんなビクタービルで今日初めて日本人に会いました。こっちの高校に一年間留学に来ている16歳の秋山君。地元の高校テニスで活躍している選手の中に日本人らしき名前を見つけ、ボクが取材に行くことになったのです。(こちらがその記事)

秋山君は千葉市出身で、小さい頃からテニスクラブに所属する実力者。ロサンゼルスのような都会と違ってテニスクラブが存在せず、高校からテニスを始める子供が多いこの地域では、秋山君は飛び抜けた存在です。

英語ができるようになりたいという理由で、一年間親元を離れて留学している彼は、とても謙虚で礼儀正しい好青年。チームのみんなからも好かれ、人気者なのがすぐに分かりました。チームメイトはみな口をそろえて、こんなに謙虚でいいやつは会ったことがないと言います。

試合後には、対戦相手の選手達に、一緒にラリーをしてくれとせがまれるほど。地球の反対側にある小さな国からやってきた秋山君は質問攻めにあい、「お前は日本ではプロなのか」などと聞く子すらいました。

それでも最初は言葉に不安を感じ、ホームシックにかかってしまったといいます。まだ思春期の男の子が、太平洋を渡って一人異国の地で暮らさなくてはならないのだから、不思議ではありません。でもテニス部に入ったことで周りから受け入れられるようになり、今では英語も上達し、すっかりこっちの生活に溶け込んでいる様子です。

そんな秋山君を見ていて、小学生でアメリカに来た時の自分を思い出しました。英語が全くできず、なかなかアメリカ人の輪に入り込めないで苦しんでいたボクを救ってくれたのは、やはりスポーツでした。

そうでなくても、分からない事だらけでマイナス思考になりがちな海外生活。人に認められるような特技をもっていれば自信にもつながります。秋山君がこのままの調子で頑張って、アメリカでいい思い出をたくさん作れるよう応援するつもりです。

theme : 留学生活
genre : 海外情報

tag : アメリカ 日本 留学 スポーツ テニス ビクタービル カリフォルニア

ポーカーとドライブで過ごす休日

昨日はオフだったのですが、夜11時に同僚たちに呼び出され、朝の5時半までポーカーをして今帰ってきました。ボクと同じアパートに住むジェフの部屋に男五人が集まり、ビールを飲みながら黙々と4時間以上もやり続けたため、最後は体力勝負でした。

最近は仕事後に集まるとプレステ3の「ロックバンド」をやることが多かったので、ポーカーは久々。でもあまり飲まなかったボクは、しらふの状態をうまく利用してぼろ勝ちしてきました。

また、ポーカーに呼び出される前には、せっかくの休みということで、ちょっとしたドライブに。地図だけを持って、ビクタービルの南東にあるSan Bernardino National Forest(サンバーナディーノ国有林)へ行ってきました。砂漠を抜けて山道をぐんぐんのぼっていくと、そこにはビクタービルとはまた違った世界が広がります。

去年、大規模な山火事が起こったことでも知られる場所で、今でも禿げた木々にその傷跡を見て取ることができます。山火事で亡くなったと思われる人のお墓に、テディーベアーが十字架に磔にされているのを見て、少しぞっとしました。

Forest.jpg
bear.jpg


国有林は標高が600メートルから3500メートル超のところにあるため、気温が低く、ところどころに雪が残っています。Big Bear Lakeという湖の近くにはスキー場もあり、4月の平日だったにも関わらず、それなりの賑わいを見せていました。ただ、人工雪で湿っていたため、お世辞にも雪質がいいとは言えませんでした。

snow summit


国有林の敷地内にはいくつかの湖が点在し、それぞれがリゾートになっています。ボクは立ち並ぶお土産屋やカフェ、レストランを見て、日本の富士五湖や地元にある相模湖を思い出しました。日本もアメリカも観光地は似通っています。

Lake Arrowhead

theme : アメリカ合衆国
genre : 海外情報

tag : カリフォルニア ポーカー 国有林 San Bernardino national forest

同僚その1:ジェフ

この二日間は、同僚のジェフと二人だけのシフトでした。スポーツ局にはスタッフが四人しかいないので、忙しい土曜日以外は、二人か三人のシフトになってしまいます。

ジェフは二年ほど前に、姉妹紙からうちの新聞社に移ってきました。ビクタービルから北の砂漠のど真ん中にある、バーストーという小さな街の新聞社で、スポーツ編集長を務めていたのですが、それも肩書きだけ。スポーツ局にはジェフ一人しかおらず、記事の執筆から紙面のデザイン、写真撮影まで、全て自分でこなさなければならなかったといいます。

東海岸のコネチカット大学出身で、バスケットボールのライバル校であるデュークに通っていたボクとは、いつもそのネタでジョークを飛ばし合う仲です。ヤンキースの大ファンでもあり、仕事中でもインターネットで試合経過をチェックしたり、若手の有望選手を調べたりしています。初めて会った時に、ダルビッシュや日本のプロ野球チームについて聞かれ、びっくりしました。

そんな彼は、大学時代にコンピュータ科学を専攻していた理系で、当時は新聞社で働くなど夢にも思っていなかったそうです。バーストーの新聞社でカメラマンとして働くことになった親友の引っ越しを手伝うために、コネチカットから大陸を横断してカリフォルニアにやってきたら、偶然スポーツ編集長に空きがあり、声をかけられたとのこと。

取材があまり好きではないため、ビクタービルに来てからは、もっぱらデスクワークを専門にしています。日本人以上に几帳面な性格で、汚いのが当たり前と言われる記者のデスクは、驚くほどきれいに整頓されています。酒やタバコは一切やらず、責任感やモラル感も強いので、ボクも信頼を置いています。ボクがここに来て以来、紙面のデザインを指導してくれている師匠でもあります。

気が合い、一緒に働いていてとても楽しいでのすが、そんなジェフにも一つ困った問題があります。彼はとてつもない偏食家なのです。ハンバーガーやフライドポテト、ステーキといったようなものしか口にしません。

「野菜をできるだけとらない」がモットーなのだから、雑食のボクとは正反対。日本料理や中華料理、メキシコ料理はもちろんのこと、ピザすら食べられないのだから呆れてしまいます。炭酸やコーヒー類もだめで、水を飲んでいる姿しか見たことがありません。

昼食休憩(時間的には夕食ですが)になると、同僚で外食することが多いのですが、ジェフがいるとハンバーガーのファーストフードにせざるをえません。大好きなジェフのためにも、ボクは休みの間たっぷり栄養を摂り、一緒に働く日に備えるよう気をつけています。

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tag : バーストー ビクタービル カリフォルニア アメリカ 新聞 砂漠 記者 偏食

スポーツ記者のシフト

ボクが今の仕事で気に入っているのが、シフト時間。普段は午後3時半に出勤し、夜中の12時半に終業します。スポーツの試合は、大抵午後に行われるため、午前中に出勤してもあまりすることがないのです。

おかげで朝や昼は遅くまで寝ていられます。朝が苦手なボクにとって、目覚ましをセットしないでもすむのはとても助かることです。オフィスはアパートから5分くらいのところにあるのですが、それでも朝のラッシュを避けて通勤できるのは嬉しい。

また、早起きをすれば朝の時間帯を有効に使うこともできます。役所やお店がちゃんと開いているので、他の人が働いていて、あまり混んでいない時間に色々な用事を済ませることができます。車で30分くらいのところにあるスキー場で、毎朝一滑りしてから出勤する同僚もいるくらいです。

このシフトに慣れてしまったら、もう一般的な朝型シフトには戻れそうにありません。記者の世界へどんどん引きずり込まれていく毎日です。

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tag : スポーツ 記者 シフト

日米筆記文化比較その2 ノート

前回、日米の筆記文化について書きましたが、まだまだ違いはあります。

例えばノートアメリカには日本でいう大学ノートが存在しません。あの小学生の頃から使い慣れていて、紙の質が高いノートが売っていないのです。

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その代わりに、アメリカ人は、分厚くてかさばる割に、紙の質が低いリング式のノートを使います。紙が薄いため、筆圧の高いボクが書くと裏うつりしてしまいます。また、一枚一枚が切り取り式になっていて、力を入れると取れてしまう。

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日本ノートを基準にして考えていたボクは、最初は単に、アメリカ人の作るものは質が悪いと決めつけていました。でも、そうしたノートを使う背景には、アメリカ人の効率性に対する考えが隠されているのです。

まず、アメリカ式のノートは立っている時に書きやすい。リング式になっているため、簡単に折り返すことができます。それと表紙と裏表紙が厚いので、立った状態でも力を入れて書くことができます。ソファーに寝ころびながら勉強するアメリカ人には、ぴったりなのかもしれません。

更にミシン目がついているということは、ノートそのものの保存には適しませんが、情報を切り取ってファイリング(ファイルに分けて整理)しやすいということでもあります。

大学ノートはしっかりととじられているため、最初から最後まで順序よく丁寧に記入していくことが前提です。そうしなくては、後になって記入した情報が見つけにくくなってしまいます。

それに対して、切り取り式になっていれば、ちょっと思いついたことを記入して、そのページだけを切り取ることもできます。アメリカのノートには、各ページに三つ穴がついていて、切り取った後に、バインダーにとじやすいように工夫されています。

ボクがアメリカの小学校に通っていた時、初めてルースリーフに出会いました。それまで日本の小学校で、科目毎にノートを用意することに慣れていたので、ばらばらの紙に記入していって、それをフォルダーやバインダーに整理していくやり方に、戸惑いを感じたのを覚えています。ファイリングに慣れていなかったボクは、よく授業でとったメモや、ノートから切り取って提出した課題をなくしたものです。

アメリカ人は、小さいころからルースリーフを使うことで、自然と情報をフォルダーに分けて整理することを身に付けていく。今では当たり前となっている、パソコン内の情報をフォルダーに分けて管理するという発想を、アメリカ人が考案したことにもうなずけます。

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情報をきれいに記入していくよりも、整理することを重視するアメリカ人の合理性を見て取ることができます。

theme : アメリカ合衆国
genre : 海外情報

tag : ノート ファイリング フォルダ 文化 アメリカ 日本 ルーズリーフ バインダー

プロフィール

TomoyaS

Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

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