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レイズの快進撃を支える若手:デービッド・プライス

アメリカンリーグ優勝決定シリーズで、レイズがレッドソックスを接戦の末に下し、創設11年目にして初のワールド・シリーズ進出。第7戦では、岩村明憲選手が難しいバウンドの打球をグラブにおさめ、自ら二塁ベースを踏んで最後のアウトをとりました。

レイズはヤンキースとレッドソックスが、近年激しい優勝争いを繰り広げるア・リーグ東地区に所属。最下位が定位置となっていましたが、今年ようやく若手補強が実を結び、初のプレイオフ進出を果たしました。これも弱いチームから順番に選手を指名していくウェーバー方式のドラフトで、有望な若手を獲得してきた結果です。

昨年のドラフトでは、全米一位でヴァンダービルト大学のデービッド・プライス投手を指名。1年目となる今シーズンは、アメリカとしてはまれなスピード出世でマイナーリーグを駆け登り、9月14日にメジャーリーグ・デビューを果たします。

そして昨日の第7戦では、8回ツーアウト満塁という危機的状況でマウンドへ。新人とは思えない投球で見事ピンチを切り抜け、最終回も無安打無失点に抑えて優勝投手に輝きました

そのプライスをボクが初めて見たのが、2006年夏にアメリカで行われた日米大学野球選手権。ノースカロライナ州ダーラムで行われた第1戦に先発し、現在西武で活躍する岸孝之投手と投げ合いました。

Price.jpg

Kishi.jpg

155キロの速球と切れのいいスライダーが印象的でしたが、コントロールの荒さが目立ち、むしろ巧みな投球術と正確なコントロールで、強力なアメリカ打線を無失点に抑えた岸選手の好投の前にかすんでしまいました。日本側ダッグアウトからは、「速いだけだ、打てるぞ」という声も。

それでもプライスは、その後の世界大学野球選手権では、防御率0.20の活躍でアメリカを優勝へと導きます。2007年の大学シーズンでも、注目度に恥じない働きで、ドラフト上位指名を確実なものにしました。

プロに入ってからは、球速よりコントロールとスライダー、チェンジアップに重点を置いたピッチングをするようになりましたが、これもマイナーリーグでの成長なのかもしれません。

ア・リーグ優勝決定シリーズの第二戦では、延長11回の大事な場面でプレイオフ初登板を果たし、メジャー初勝利も手にしたプライス。ワールドシリーズで同じような活躍をすれば、一気にスターへの階段を駆け上がることになります。
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theme : MLB
genre : スポーツ

tag : レイズ ワールドシリーズ レッドソックス 岩村明憲 デービッド・プライス MLB メジャーリーグ 野球

スポーツ記者、ボクサーに挑む

インターネット動画を撮影するためのビデオカメラを購入したので、同伴カメラマンの協力も得て、さっそく昨日の取材の様子をおさめてみました。



インタビューの相手は、地元ジムで売り出し中の若手ボクサー。ロサンゼルスで最も治安の悪いといわれるコンプトンで生まれ育ち、10代はケンカに明け暮れていましたが、20歳になってボクシングを始めることを決意。1年半ほどでプロに転向し、今は三連勝中と、どこまで登りつめられるか楽しみです。

theme : ボクシング
genre : スポーツ

tag : 取材 ボクシング 動画

やられたらやり返せの繰り返し

メジャーリーグもプレーオフに突入。

地区シリーズでは、ロサンゼルスを本拠地とする2チームの間で、明暗が分かれました。

エンジェルスは、レギュラーシーズンでは全チームを通じて最高の成績を残しましたが、昨年の王者レッドソックスを前にはかなく敗れ去りました。2001年に116勝を挙げたマリナーズが、アメリカン・リーグ決勝戦でヤンキースに歯が立たなかった時のことを彷彿させます。

それに比べドジャースは、ナショナル・リーグの弱小西地区をやっとのことで抜け出したにも関わらず、カブスに3連勝。一番乗りでリーグ決勝戦進出を決めました。

こうして見ると、レギュラーシーズンとプレイオフが、全く別物だということが分かります。

リーグ決勝戦は、近年安定した成績を残しているレッドソックスとフィリーズが、総合力では一歩リードしているように思いますが、勢いのあるレイズとドジャースがどこまで食い下がれるか楽しみです。

それにしても、昨日ドジャースの黒田選手が放った危険球。あれは一歩間違えれば相手の選手生命を奪うことにもなりますし、投げるほうも度胸がいるでしょう。こうして選手をのけぞらせるための球をアメリカではbrushback pitch(ブラッシュバック・ピッチ)といいます。

報復合戦の映像

45歳のジェイミー・モイヤーが投げた130キロの「遅球」ならまだしも、黒田選手が投げる150キロ以上の速球だったら打者はたまりません。日本ならピッチャーが帽子を取って謝るところでしょうが、メジャーリーグではピッチャーが、「なんだ文句あんのか」とばかりにホームに向かって歩いていきます。黒田選手も一歩も引きませんでした。

こうした報復を容認し、謝ることを「負け」とみなす価値観は、アメリカの外交政策にも如実に反映されています。

theme : MLB
genre : スポーツ

tag : ブラッシュバック メジャーリーグ 大リーグ ドジャース レッドソックス フィリーズ エンジェルス 報復

アメリカ新聞社ツアー

ボクの働くオフィスの様子です。

theme : 職場でのできごと
genre : 就職・お仕事

tag : アメリカ 新聞 デイリープレス ビクタービル

数字に支配されるアメリカン・スポーツ

フットボール、野球、バスケットボールに代表されるアメリカン・スポーツ。

その大きな特徴が、あらゆるプレーが数値化されるということ。

野球が良い例で、打率、出塁率、長打率、防御率、三振、四死球、三塁打など挙げ出したらきりがありません。今やメジャーリーグのスカウトも使っているというbaseball-reference.comには、アメリカのプロ野球に関するあらゆる記録が載っています。

また、セイバーメトリックスという、選手の記録だけを見て人事戦略を立てることのできるシステムすら存在します。

得点、シュート数、コーナーやペナルティーキック、ファウルくらいしか記録の残らないサッカーとは大違いです。

フットボールは、一つ一つのプレーで何ヤード進んだということを詳細に記録。バスケットボールにしても、得点、リバウンド、アシスト、ブロック、フリースロー成功率など、できる限りのプレーを数字として残そうとします。

ファンはその記録を見て選手の能力を比べたり、偉業をたたえたりするだけでなく、実際の選手で架空のチームを作り、現実の成績をもとに勝敗を競い合うファンタジー・スポーツを楽しむことができるのです。

大学やプロスポーツの記者席に行くと、広報担当から試合前、試合中、試合後に次々と資料が手渡されます。これらのスポーツは、いざとなったら資料だけを見て記事を書くことすら可能です。

でもあまりに記録にとらわれすぎるがゆえ、ファンや記者も自分の目で見たことより数字を信頼し、プレーそのものの美しさをないがしろにする危険性があります。

先日スポーツニュースの司会者が、メジャーリーグの試合後に、「名字がUで始まる選手で、初めてプレイオフで1試合に2本のホームランを打った」と紹介していましたが、果たしてどれほど意味のある記録なんでしょうか。

何事もほどほどにしなくてはいけません。

theme : MLB
genre : スポーツ

tag : セイバーメトリックス メジャーリーグ アメリカン・スポーツ 野球 ファンタジー・スポーツ

ノーベル賞ラッシュ

日本人によるノーベル賞ラッシュが続いています。物理学賞の南部陽一郎氏、小林誠氏、益川敏英氏、それに化学賞を受賞した下村脩氏。

アメリカの新聞で日本人の名前を目にすると、ふと目が止まり、誇らしい気持ちが湧いてきます。南部さんはアメリカに帰化したということで、ロサンゼルス・タイムズにも大きく取り上げられていました。

ただノーベル賞を受賞するような研究はあまりに高度で、中学卒業以来、化学や物理から逃れ続けたボクのようなサイエンス音痴には、その偉業が全く理解できないのが残念です。

南部さんはシカゴ大学の名誉教授、下村さんはボストン大学名誉教授と、4人のうち2人はアメリカを拠点に活動されています。

このようにアメリカの大学は、今や海外からの優秀な研究者なしには成り立ちません。巨額の研究資金と最新の設備で世界中から優秀な人材を集め、そうした人々に囲まれて切磋琢磨したいと願う学生や研究者が更にやってくるのです。

学問にせよスポーツにせよ、個人が国籍や人種に関係なく能力を発揮できるシステムは、移民の国アメリカの原動力となっています。

theme : サイエンス
genre : ニュース

tag : ノーベル賞 大学 南部陽一郎 小林誠 益川敏英 下村脩

金融安定化法案に勝る治療薬

下院で否決された金融安定化法案が上院を通過し、再び下院に戻されて可決され、数時間後にはブッシュ大統領の署名を経て成立しました。

わずか数日で反対から賛成にまわった下院議員たちは、金融危機が広がることへの責任を恐れ、選挙が近いにも関わらず苦渋の選択を下しました。

アメリカ国民の間では、返済能力のない人にローンを貸し付けた金融機関やウォール街の投資家、更にはそれを食い止めることのできなかったブッシュ政権に対する不満が募っています。

でも、そもそもこのような金融危機が起こった原因は自分たちにもあります。

返せないようなお金を借りて、贅沢な暮らしを楽しんでいればいつかは破綻するのは当たり前。クレジットカードで借金をして収入以上の生活を送ったり、株の短期投資や住宅価格の値上がりで楽をしてお金を儲けようとしたツケがまわってきただけです。

残念なことにボクの周りにも借金を抱えるアメリカ人がたくさんいます。彼ら(彼女ら)はお金がない状況でも生活水準を下げるつもりはなく、クレジットカードを使って平気でハイビジョン・テレビやブランド品、お酒を購入します。

こうした借金を厭わない大量の消費によって虚構の繁栄をとげてきたアメリカですが、それも日本で90年代初頭にバブルがはじけたように、いつか終わりがやってきます。

マネーゲームが行き詰まった今、他人に責任を押し付けるんじゃなく、自分たちの価値観を改めようとする謙虚な姿勢が求められています。

Stop going for the easy buck and start producing something with your life. Create, instead of living off the buying and selling of others.

楽な金を手に入れようとするのはやめて、自分の人生を使って何かを生み出せよ。他人を売り買いして生活するんじゃなくて、自分で創り出すんだ。

映画「ウォール街」より



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(2008/09/26)
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theme : アメリカ合衆国
genre : 政治・経済

tag : アメリカ バブル 金融危機 金融安定化法案 ウォール街

カエルの子はカエル

この休みはアパートに引きこもり、日本のドラマを2本ぶっ通しで見続けてしまいました。

保守的(過保護?)なうちに育ったボクは、大学生になるくらいまでドラマをほとんど見たことがありませんでした。でもその反動もあってか、今ではドラマ鑑賞が趣味の一つです。

アメリカのテレビ番組も悪くありませんが、こっちに長く住んでいると時々日本を疑似体験したくなります。ドラマはまさにそのうってつけです。

最初に見たのが、ちょっと古い「101回目のプロポーズ」。

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内容はトレンディードラマ時代の電車男といったとこでしょうか。涙を流しながら思わずSay Yesを口ずさんでしまいました。小中学生の時にこういうドラマを見ていたら、当時もっと恋愛に積極的になれていたかも、、、とちょっと後悔しています。

次に見たのが織田裕二主演の「冗談じゃない!」。

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奥さんの母親が元恋人だったというセッティングは面白いのですが、それを話の筋に活かしきれていなかったのが残念です。それにしても20歳の奥さん役を演じた上野樹里は、ちょっと無理があるにせよエネルギーがあって可愛い。「エンジン」や「スウィング・ガールズ」でも注目していたけど、今や人気女優みたいですね。

とまあこんな風にOLみたいなことを書いているからアメリカ人に女々しいと言われるのでしょうが、これも母親ゆずりなのでしょうがありません。

母は韓国ドラマにハマってしまい、今や家のテレビ2台を占領しきって24時間韓国ドラマ漬けの日々を送る強者。家族の先陣をきって、韓国専門チャンネルを見るためスカパーと契約し、ハードディスクのビデオプレーヤーを購入したほどです。

パソコンなど触ったことすらなかったくせに、いつのまにかインターネットで海外からDVDを取り寄せるようになりました。あまりに量があるため、早送りをしながら字幕を追って見ることもあるようです。

最初はあきれるしかありませんでしたが、趣味を見つけて人生に張り合いがでてきたようで、更年期なんのそのの様子を見ていると、息子としてちょっと嬉しい気持ちに。

これからも、息子より若い韓国人アイドルにデレデレしているミーハーな母を温かい目で見守っていこうと思います。

theme : ドラマ
genre : テレビ・ラジオ

tag : ドラマ 韓国ドラマ トレンディードラマ 101回目のプロポーズ 冗談じゃない!

市民に見放されたウォール街

アメリカ連邦議会の下院で、名目GDPの約5パーセントにあたる7000億ドルもの公的資金を使って金融機関の不良資産を買い取る法案が否決されました。

ホワイトハウスに加え、民主・共和両党のリーダーたち、マケイン、オバマ大統領候補らが通過を目指し奔走したにも関わらずダメでした。

11月に選挙を控えた議員たちが、選挙区民に見放されることを恐れた結果だと言われています。ウォールストリートの投資家たちが犯したミスを、なぜ市民の税金で尻拭いしなければならないのかというのが、現在の一般市民の感情です。

政府が成立を急いだ結果、金持ちを救う面だけが強調され、市民の経済活動にどんな影響があるのかを説明しきれなかったところに大きな問題がありました。

日本では金融安定化法案と呼ばれているようですが、アメリカではbailoutという言葉が使われていました。

Bailには保釈という意味があり、今回の法案が、不法行為を行った人々が罪から逃れるといったイメージでとらえられてしまったのでしょう。マケイン氏はCNNのインタビューで、bailoutでなく、rescueと呼ぼうと訴えかけました。

しかし、何よりもこうした政府の市場介入政策を妨げているのが、アメリカ人の大きな政府に対する不信感です。

そもそもアメリカという国は、イギリス本国による統治から脱却しようとしてできました。だから建国の理念として、連邦政府はあくまで最低限の役割だけを担い、できるかぎり各州の政治や経済活動には口を挟まないということが掲げられているのです。

国民の中には、government(政府)に対してトラウマに近い感情を抱いている人もいて、国家主導の経済活動を行う社会・共産主義には極端な拒否反応を示します。彼らの中では、共産主義者はナチス党員と変わらないくらいの認識なのです。

そうしたアメリカ人たちにとって、今回の法案が受け入れがたいのは当然のこと。

現在アメリカが直面する住宅ローン問題は、1990年代に日本を襲ったバブル崩壊に似ています(アメリカはすさまじいペースで襲いかかりましたが)。日本では政府による公的資金注入が遅れて不況が長引いたといいますが、自由市場経済に絶対的信頼を置くアメリカがどんな対応をするのか。世界の金融市場から注目が集まっています。

theme : 政治・経済・時事問題
genre : 政治・経済

tag : サブプライムローン アメリカ 金融安定化法案 不良債権 ウォール街 政府 経済

プロフィール

TomoyaS

Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

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