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北京五輪、勝手に選んだトップ10

フットボール、バスケットボール、野球以外をスポーツと認めないアメリカで、計2.1億人の視聴者を集め、1996年のアトランタ五輪を抜いて歴代最も視聴されたイベントとなった北京オリンピック。

NBCの録画放送に憤りを感じながらも、競技そのものの美しさや人間ドラマに浸ることのできた17日間でした。そこでアメリカで見た夏季オリンピックのトップ10ニュースを選んでみました。

10. 超大国バトル
今大会はアメリカと中国が他国を引き離してメダル数争いを繰り広げました。メダルの総数では110対100でアメリカに軍配。金メダルの数では51対36で中国。偶然にも、アメリカのメディアは各国の順位をメダル総数順に並べ、他の国では主に金メダル順に紹介していました。

9. 小粒な日本代表
プロ野球のトップ選手で構成された日本代表が、韓国、キューバ、アメリカに歯が立たない(そもそも上位4ヶ国とそれ以外の国で力の差がありすぎました)。言い訳はいくらでもできるかもしれませんが、これが現状だと思います。予選で参加国中最少失点に抑えた投手陣や守備は褒められますが、得点力が低すぎる。出塁率と長打率はいずれも4強中最下位でした。もっとパンチ力のある野手が育ってこないと、国際舞台やメジャーリーグでの活躍は限られてきます。来年のワールド・ベースボール・クラシックが心配です。

8. 金よりも尊い笑顔
女子の平均台で金メダルを獲ったショーン・ジョンソン。負けても笑顔を絶やさず、ライバルに拍手ができる前向きな姿勢は4つの金、銀メダルがかすんでしまうくらいの輝きを放っていました。

7. 明暗の分かれたサッカー
アメリカと日本は両国とも、男子は予選通過さえならなかった一方、女子はアメリカが優勝、日本は4位と好成績をおさめました。

アメリカ女子は昨年のワールドカップで苦杯をなめさせられたブラジルに勝っての金メダル。ゴールキーパーのホープ・ソロは、ワールドカップのブラジル戦後に、スタメンから外れた不満を漏らし、監督やチームメイト、メディアから痛烈な批判を受けました。それでもくじけずにオリンピック代表の座を獲得し、決勝のブラジル戦では好セーブを連発して名誉を回復しました。

6. アメリカが負けてよかった?
次回のオリンピックでは正式種目から外れることの決まっているソフトボール。最後になるかもしれない五輪の決勝で、アメリカと日本がぶつかりました。1996年のアトランタでソフトボールが競技に加わって以来、圧倒的強さで金メダルを独占してきたアメリカを日本が3-1で破るという番狂わせ。

予選と準決勝で2度日本を破っているアメリカが銀というのは気の毒ですが、アメリカ国内ではこれでIOCに対して2016年から競技を復活させる理由が出来たとの声が挙がっています。表彰式の後には、メダルを獲得した日本、アメリカ、オーストラリアの選手達が黄色のソフトボールを並べて「2016」の文字を作りました。

5. クール・ランニング旋風
男女ともに陸上短距離走でアメリカから主役を奪ったのがジャマイカ。特にウサイン・ボルトは、余裕のパフォーマンスを見せながら100メートルで9.69秒という世界記録を樹立した上、200メートルでも不滅といわれたマイケル・ジョンソンの記録を破りました。人口270万人の小さな島国が世界の頂点に立った瞬間です。

4. 悲劇を乗り越えての金メダル
今大会、競技以外で最も話題になったのが、アメリカ男子バレーボール監督の義父母が襲われた事件。ヒュー・マッカーチョン監督の義父は亡くなり、義母も重症を負いました。マカーチェンは3試合を欠場しましたが、その後チームに戻りアメリカを優勝に導きます。

3. ドリームチーム、「夢」を挽回
期待を裏切らない活躍で優勝したアメリカ男子バスケットボール。スペインとの決勝は第4クウォーターで2点差まで詰め寄られますが、最後はコービー・ブライアントがきっちりしめて勝ちました。でもアメリカは結局最後は個人の能力に頼らざるをえないもろさがあります。このまま他国が力をつけていったら、更にその差は縮まるに違いありません。

2. Magic number "8"
アメリカでこんなにオリンピックが盛り上がったのは、マイケル・フェルプスの8冠があってのことです。でも彼の水泳の記録よりも、一日に12,000カロリーを摂取してあれだけの身体を保っていることのほうが驚きです。

1. 「成功」したオリンピック
開会前までは大気汚染や人権問題が大きく取り上げられていた今大会。でもいざ始まってみれば、そうした問題が表面化することもなく、競技そのものを楽しむことができました。ただし、それは運営側がデモを封じ込め、大会期間中の環境コントロールを厳しく行った結果。中国がお金と人的資源を惜しみなくつぎ込んだことで、人々の心に残る開会式とスムーズな大会運営が実現されましたが、それが臭いものにフタをしただけだったとは思いたくないものです。
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theme : 北京五輪
genre : スポーツ

tag : 北京五輪 オリンピック 日本代表 アメリカ代表 マイケル・フェルプス ショーン・ジョンソン ドリームチーム 野球 サッカー ヒュー・マッカーチョン

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Secre

遅くなりましたが、興味深く拝見しました。
選手の獲得したメダル数や、金メダルのみに関心が向きがちな一般人の私。ジャーナリストのTomさん目から見ると視点がずいぶん違うなあ、と感心しました。
それぞれの代表選手の持つ背景のドラマを知っていることで、同じ結果もより感慨深いものになる気がしました。

>エルルさん
スポーツは競技の美しさそのものに感動することももちろんありますが、それをとりまく人間ドラマこそが醍醐味だと思っています。
プロフィール

TomoyaS

Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

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