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金融恐慌よりも怖い新聞恐慌

メリルリンチの買収、リーマンブラザーズの経営破綻と、アメリカは金融恐慌の兆候を見せていています。

しかしそれに負けないくらい新聞業界も深刻な不況です。大小問わず、あらゆる新聞社が経費削減を迫れています。

発行部数全米四位のロサンゼルス・タイムズも、ページ数を15パーセント、報道スタッフを17パーセント減らす方針を発表しました。

こうした新聞不況の主な原因は広告料収入の減少です。うちの新聞も発行部数(つまり読者数)は変わっていないのですが、広告スペースが売れなくて困っています。

どこの企業も経営が厳しく広告費を切り詰めている中、新聞という媒体はインターネットやテレビに比べて不利な立場におかれています。

インターネットはターゲットを明確に絞って広告を出すことができますし、テレビは番組の中に商品や企業名を埋め込むマーケティングが可能です。しかし、新聞が記事を使って広告活動を行うのはジャーナリズムの理念を脅かすことになります。

そんな中、昨日うちの新聞は紙面デザインの改新を行いました。親会社の新聞に合わせ、これまでよりもモダンな雰囲気になり、新しい読者を取り込もうという意気込みが伝わってきます。字も大きくなり、高い年齢層の読者にとってより一層読みやすくなりました。

IMG_4974.jpg
左が旧デザインで、右が新デザイン

一方、以前より紙面幅が狭くなり、字が大きくなったため、載せられる情報量が圧倒的に少なくなってしまいました。これまでも紙のコストを下げるため、紙質を薄くしたり紙面を小さくしたりする試みは行われていました。

今回デザインを一新したのは、更に紙面を縮小させたことを読者に悟られないようにする目的すらあるのではないかと疑念を抱いてしまいます。

市民に信頼性の高い情報を提供し、政府や企業を監視してきた新聞が衰退するということは社会にとって非常に危険な状態だといえます。新聞という媒体とともに、ジャーナリズムまでが消えてしまわないことを祈るばかりです。
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theme : 報道・マスコミ
genre : 政治・経済

tag : ジャーナリズム アメリカ 金融恐慌 不況 新聞 デザイン 広告 メディア マスコミ

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Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

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