スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

市民ジャーナリズムの限界

市民参加型のインターネットニュースサイト、オーマイニュースが日本で普及しなかった理由についての記事がありました。

オーマイニュースはボクも訪れたことがありますが、残念ながら読みたいと思うような記事はほとんどありませんでした。今ではオーマイライフという名前で、「日本初の体験型レポートサイト」として方向性を少し変えたようです。

どうして市民が記事を書いて投稿する、ニュースサイトが成り立たないのか。その答えは、ジャーナリズムを本職としない市民の、取材力の限界にあります。

ブログでは、個人の体験や感じたこと、意見を自由に述べることができます。政府の金融政策は雇用には結びつかないだとか、日本がワールド・ベースボール・クラシックで優勝するにはこうするべきなどといった議論がブログでは盛んに交わされます。

中には、評論家顔負けの分析で、多くのファンを持つブログもあります。評論家や専門家自身がブログを持つことも当たり前になりました。誰もが大手メディアを通さずとも意見を発信できるようになったという意味で、ブログには大きな価値があります。

しかし、ブログで意見を述べるには、まずは正確な事実を得る必要があります。個人の体験を綴ったエッセイなら別ですが、ブロガーが日本の経済について意見を述べることができるのは、政府がどんな政策を打ち出すのかを、政治家や官僚たちから直接聞き出したり、専門家に話を聞いたりして記事にする人がいるからです。

プロの記者は、事実を報じるために、実際に現場に赴き、何十人もの関係者に話を聞きます。そうして書かれた記事は、厳しい事実関係のチェックを得て、初めて読者の目にふれることになるのです。報道とは、とてつもない労力と費用を必要とするプロの仕事であり、他に仕事を持つ人が、片手間でできることではありません。市民がニュースを報じようとする試みが成功できない理由はここにあります。
スポンサーサイト

theme : 報道・マスコミ
genre : 政治・経済

tag : ジャーナリズム ブログ 報道 取材 オーマイニュース オーマイライフ 記者

comment

Secre

No title

Tomさんのおっしゃるとおりだと思います。
そしてこの記事の最後にあるとおり、「情報の価値を引き上げる」・・・プロの記者が発信する記事の情報、と解釈しています・・・ことになると思います。
普通の市井の人々が生活の片手間に動く範囲には限界があります。時間的にも金銭的にも。
その上で動くのは先日のブロコビッチさんのような切迫した理由があるのでは。

ネットのニュースは登場するのは早いのですが、起こったことだけの報道で、事実関係や背景などが一切報じられてないものが多い。これは予断や誤解を与えやすい。
ただ目を引けばいい、とにかく読ませればいいという雰囲気も感じます。
鵜呑みに出来ないと感じていて、後日、新聞で内容を確かめるのが習慣になってます。

Re: No title

ネットでは、新聞社が意図的に全文を公開していないということもあるので、事件の起こった背景を知りたい場合はやはり新聞を購読する必要があります。真実にはいくつもの側面がある一方、紙面スペースや時間、人的リソースには限界がありますので、エルルさんのように、異なったソースで確かめることは大切だと思います。
プロフィール

TomoyaS

Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

最近の記事
RSSフィード
ブログ内検索
ブログランキング!
ランキングに登録しています。下のバナーをワンクリックお願いします!

FC2ブログランキング

カテゴリー
月別アーカイブ
最近のコメント
最近のトラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。