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コンフェデ杯準決勝:米国、無敵艦隊撃破

FIFAコンフェデレーションズ杯の準決勝で、世界ランキング14位の米国が、一位のスペインを2-0で破り、決勝進出を決めた。

この2006年以来の敗北で、スペインは国際Aマッチ15連勝、同無敗記録35試合がストップ。その一方、米国は1916年に加入して以来、初のFIFA大会決勝進出となる。

スター軍団で臨むバスケットボールや野球と違い、米国のサッカー代表チームは突出したスターがいない。スペイン相手にも、堅い守りと確実なボールコントロールやパスで少ないチャンスをものにして勝利を収めた。日本代表としても参考できる部分があったように思う。

この快挙を、テレビ放映を行っていたESPNだけでなく、Yahoo! Sportsとスポーツイラストレイテッドもウェブサイトでトップニュースとして扱った。これはサッカーとしては異例の扱いである。うちの新聞も、他に大きなニュースがなかったので一面で取り上げた。

ニューヨークタイムズは、記事の見出しに"Miracle on Grass(芝上の奇跡)"という表現を用いた。1980年のレークプラシッド五輪で、大学生を中心に構成された米国ホッケー代表チームが、最強と言われたロシアを下したことを"Miracle on Ice(氷上の奇跡)"と呼んでいることになぞらえたものだ(これは映画にもなっている)。米国スポーツ史上最大の番狂わせとして名高いMiracle on Iceと比較されるくらいだから、この勝利が国民に与えるであろう影響は計り知れない。

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サッカーは米国では未だマイナースポーツの域を脱するに至っていない。男子チームは、1930年の第一回ワールドカップでは準決勝進出、1994年にはワールドカップの開催国となり、2002年のワールドカップではベスト8まで進んだにも関わらず、国内では日の目を見ることはなかった。サッカーを女子スポーツだと見下す人も多い。

何でも一番じゃなきゃ意味がないと考える国民気質や、根強く残る反ヨーロッパ主義など、サッカーが米国で根付かない理由は色々と考えられる。これまでにも、ワールドカップ開催やMLS発足、ベッカムのロサンゼルス・ギャラクシー移籍など、サッカー地位向上のきっかけになるのではないかと期待されることはあったものの、どれも流行で終わってしまっていた。

もしかしたら今回のコンフェデ杯がそれを変えるきっかけになるかもしれない。ナンバーワンを求める米国人にとって、何より世界一位のスペインを破ったというのが大きい。しかも、先週末までグループ突破すら危ぶまれていたというドラマまでついている。ワールドカップの前哨戦といわれるコンフェデ杯で優勝すれば、来年のワールドカップに向けて注目度にいっきに火がつく可能性がある。

スペイン戦がまぐれでないことを国民に証明し、歴史的勝利として後世に伝えられるかは、全て日曜日の決勝にかかっているといってもいい。米国サッカーにとって運命の一日になるかもしれない。
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theme : FIFAワールドカップ
genre : スポーツ

tag : コンフェデ杯 コンフェデレーションズ杯 サッカー 米国 ミラクル スペイン

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Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

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