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なぜ日本代表が勝てないのか?

今や日本で野球と肩を並べる人気を誇るサッカー。ワールドカップの盛り上がりはオリンピックや紅白などと比べても抜きんでています。その一方、日本代表は未だ世界の舞台で思うような活躍ができていません。フォーワードの決定力や個人技の不足、メンタル面の弱さなど、様々な理由が叫ばれていますが、日本のスポーツシステムそのものに疑問を投げかける議論は非常に少ないように思います。

日本でスポーツをする場合、その中心は学校の部活動です。サッカーではJリーグのユースクラブが人気を集め始めましたが、未だに多くの学生は部活動に参加しています。部活動は教育の一環としては非常に価値があります。スポーツを通じて、人間関係や主体的に活動することを学べる。でも、エリートアスリートの育成という点から見ると、落とし穴が存在します。

中学、高校と各スポーツには全国大会が存在するため、チームや選手一人一人の目標は、全国大会優勝ということになります。いい例が高校野球の甲子園とサッカーの国立。スポーツを始めた子供は、プロという目標よりも甲子園や国立の舞台に立つことを夢見ます。こうした目先の目標を達成するために、チームは最短で強くなる方法を選択するでしょう。一人一人の個人技よりも、チームワークを優先。また、監督はうまい選手を使い続けるため、下手な選手は出場機会さえ与えてもらえないことも。

でも、子供は肉体や精神の成長にばらつきがあって、小学生の時に花開く子もいれば、大学生になってようやく努力が実を結ぶ子もいる。ある時期に下手だからといって試合にでる機会を与えないのは、その子が将来花開く可能性を奪うことになります。また、中学生のバスケットボール選手が180センチあるからといってセンターの練習だけをさせていたのでは、高校生や大学生になって成長が止まってしまった時に、他のポジションに移るのが難しくなってしまいます。

チームワークを優先するあまり、個人技を発揮しようと考える我の強い選手を無理にチームに合わせ、その積極性を奪ってしまうことも考えられます。僕のアメリカの大学で、各国の人間が集まってサッカーやバスケットボールをすると、日本人は周りを気遣いパス役に徹するのに対し、ヨーロッパ人やアメリカ人は自ら得点しようと個人技に走ります。あまりの自己中心的なプレーに、僕も含めた日本人はいつも腹を立てますが、世界大会を見ているとなぜ彼らの個々のレベルが高いのかが理解できます。

日本代表が世界で活躍しようと考えるのであれば、指導者は目先の勝利にとらわれず、選手が将来ポテンシャルを引き出せるよう育てなくてはなりません。
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theme : サッカー
genre : スポーツ

tag : サッカー 決定力 日本代表 フォワード 部活動 ユース チームワーク 世界 活躍 ワールドカップ

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Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

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