スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

銃社会アメリカ

アメリカでは2月7日から14日にかけて、5件もの銃乱射事件が起きました。

ボクが住んでいる地域の高校でも、時々少年ギャングたちの抗争があります。彼らが銃を持っていることを考えると、高校スポーツの取材も決して安全だとは言えません。

アメリカには2億5千万丁の小火器が出回っています。銃規制の厳しい日本と違い、個人が銃を所持する権利を法律で認めているからです。

その根底にあるのが、合衆国憲法修正第2条。

A well regulated militia, being necessary to the security of a free state, the right of the people to keep and bear arms, shall not be infringed.

規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、市民が武器を保有し、また携帯する権利は、これを侵してはならない。(Wikipediaより訳抜粋)



これは独立初期の18世紀末アメリカで、人々の基本的人権を、国や政府などの圧力から守るために定められました。連邦政府の支配がいきすぎた時に、州や市民が武器を持って立ち向かえるように配慮した結果です。

しかし、アメリカ研究の権威であり、ボクの恩師でもある故斎藤真氏は、修正第二条を今の社会に当てはめて考えることに無理があると説かれていました。

アメリカ独立戦争やフランス革命のように混乱した時代ならばこうした発想も分かります。でも、それを民主主義の発展した現代において、個人の銃所持を正当化するために利用するのはこじつけでしかありません。

今回の相次ぐ乱射事件の後でも、銃規制の声は連邦、州政府レベルでは一切聞かれませんでした。大統領候補たちも選挙を考慮してのことか、この問題にはほとんど触れず、口を開いたオバマ候補も祈りを捧げただけでした。

対策として持ち上がってくるのは、いかに警備を強化するかということ。学校中に監視カメラや金属探知器が設置されたり、警備員や警察がうじゃうじゃいたりというのは、決して望ましい教育環境ではありません。

しかも12の州においては、銃を乱射する相手から自己防衛をはかるため、銃所持を更に自由にするという案が出されたというのですから、もう笑うしかありません。

我流を貫き通すのは構いませんが、もう少し客観的に自分の社会を見つめてもらいたいものです。
スポンサーサイト

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

tag : アメリカ 銃乱射 銃規制 修正第2条 斎藤真

comment

Secre

プロフィール

TomoyaS

Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

最近の記事
RSSフィード
ブログ内検索
ブログランキング!
ランキングに登録しています。下のバナーをワンクリックお願いします!

FC2ブログランキング

カテゴリー
月別アーカイブ
最近のコメント
最近のトラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。