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ビジネスとしてのコーチング

スポーツが経済的に発達してきた今、コーチや監督として成功することはこれまで以上に難しいように感じます。

何も以前指導者になることが簡単だったと言っているわけではありません。むしろ今のほうがプロ化も進んで、多くの人がスポーツで生計をたてるということでは簡単かもしれません。

ボクがここで言う難しさというのは、プロスポーツのエンターテインメント性が強まったことで、単に競技指導者として優れているだけでは十分ではなくなってしまったことです。

記者に四六時中追い回され、異なるニーズを持ったファンに合わせて自らのチームをセールスしていかなくてはならない。残念なことに、マスコミに見捨てられたコーチは、どんなに競技指導力に秀でていても、居場所を失うのが今の世の中です。

たとえば、以前プロ野球は無条件でメディアに扱われていました。どちらかといえば監督は記者に対応して「あげている」、という姿勢だった。カメラの前で話すのが下手だったり、負け試合の後、無言でロッカールームにこもってしまったりしても、試合に勝ちさえすれば個性として認められました。

今もそうした傾向はあります。ただ、娯楽の数が増えてきて、相対的にプロ野球人気が下がってきた現在、そうした監督ばかりではファンやマスコミの支持は得られなくなってきているのは確かです。

日本よりもプロスポーツ文化の発達しているアメリカから来た、ボビー・バレンタイ監督やトレイ・ヒルマン監督は、ファンやメディアの重要さを身にしみて分かっているため、日本でもマスコミやファンへのサービスを怠りません。

バレンタイン監督率いるロッテはファンサービスを充実させ、彼自身もブログを定期的に更新したり、日米のメディアに積極的に登場したりしています。その結果彼らは、以前Bクラスの常連だったチームを日本一に導くだけでなく、そのブランド力をも向上させ人気球団へと変貌させました。

アメリカでプロや大学のコーチとして成功しようと思うのであれば、競技知識を養うのと同じくらい、もしくはそれ以上に、自らのブランド力を向上させる努力が必要となります。

ボクの母校であるテネシー大学の男子バスケットボールチームを強豪へと変貌させたブルース・パール監督は、試合中気迫を表に出して指示をとばすことで有名です。

でも、彼のすごいのは、そのエネルギーと情熱を、試合のない時も持続させていること。どんなに時間がなく疲れていようと、道端のファンに声をかけられればサインや写真撮影にとびっきりの笑顔で応じます。

ESPNのような全米ネットワークであろうと、地元の小新聞であろうと対応をかえることはありません。ヴォランティア団体、商工会や社交クラブにゲストとして招かれれば、無料で飛んでいくことも多い。

近くで見ていると、この人はいつ休んでいるのだろうと心配になるくらいです。これだけの情熱をそそいでいるからこそ、数億円の給料をもらう価値が出てくるのです。

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これからの時代、コーチングを職業にしようと思うのであれば、他の人に負けない努力はもちろんのこと、自分を一つのブランドとして高めていく必要があります。これは、競技に参加する選手にも同じようなことが言えます。コーチやアスリートにも、脳みそが筋肉ではなりたたない、ビジネスの資質が求められています。
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theme : スポーツ全般
genre : スポーツ

tag : スポーツ アメリカ コーチ ブルース・パール テネシー Bruce Pearl バスケ

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Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

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