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しめきりだいすき

テレビや映画などで見たことがあるかもしれませんが、新聞記者には毎日厳しい締切りが存在します。

うちの新聞も、朝5時くらいには個人宅や売店、販売機に配達されるので、夜の12時半に印刷を始めなければなりません。一ページでも入稿が遅れれば、印刷プロセス全体が止まってしまいます。

だからニュースやスポーツ局は、全ての記事や写真を配置した紙面を、真夜中の締切りまでに完成させるため必死です。

特にスポーツは夜に試合が行われるので、締切り直前まで記事を待つことがよくあります。通信社が送ってくる場合は、ただ空いているスペースに放り込めば済みます。

でも自分たちで記事を書く場合は、それこそ時間との戦いです。執筆だけでなく、校正にかかる時間も考慮しなくてはなりません。長引いた野球の試合では、試合終了と同時にスタジアムからオフィスへ記事を送ることもあります。

まだこの仕事に就いてあまり時間が経っていなかった時のこと。ロサンゼルスでバスケットボールの試合を取材した後、締切りまで30分しかないのに原稿まっさらということがありました。

高校の試合だったため記者席のようなものはなく、原稿を書いてインターネットで送ろうと近くのスターバックスに行きましたが、何と閉店済み。

しかもそこには同じ試合を取材していたライバル紙の記者が既に到着していて、唯一外に出ていたイスとテーブルを占拠しています。彼のパソコン画面をチラッとのぞくと、もう完成間際。更に焦りがつのります。

仕方なく店外の地面に座り込み、ボクもノートパソコンを取り出して記事を打ち始めました。

よく考えればそこはロスでもそんなに安全ではない地域。隣ではホームレスらしき男性が一人でぶつぶつつぶやいています。暗くて人通りが少ない中、美しいマッキントッシュを見せびらかすのは、男子校に若くてきれいな女性教師がやってくるようなもの。まあ、でもそんなこと気にしている暇はありません。

それより心配なのはパソコンの電池。ここで切れたら一貫の終わりだなんて考えが頭をよぎり、残量が気になります。

しかし人間追いつめられるとどうにかなるもの。のんびり記事を書いている時の500倍くらい脳の回転数があがり、無我夢中でタイプし続けました。大学時代、いつも課題を最後まで先延ばしにし、徹夜で論文を書き上げていた時の集中力が役立ったのかもしれません。

締切り数分前に何とか記事を書き上げ、校正に間に合うよう急いでスターバックスの無線インターネットからEメールで記事を送信しました。

そんな試練をいくつか乗り越えて、今ではきつい締切りにも慣れてきたため、与えられた時間に合わせてそれなりの記事を書き上げるテクニックが身に付いてきました。

何かに追われながら記事を仕上げるスリル、そしてそれが完成した時の達成感は記者の醍醐味だと言えます。
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theme : マスコミ系
genre : 就職・お仕事

tag : 締切り 新聞 アメリカ 印刷 校正 執筆 記事 配達 マッキントッシュ

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TomoyaS

Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

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