スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

甲子園は不公平?

今日は高校テニスのプレイオフを取材してきました。先日紹介した秋山君の所属するシルバラード高校の団体トーナメント一回戦。彼にとっては、アメリカに来て初めて地元以外の選手との対戦となります。

これがその記事

ハイ・デザートはテニスのメッカとも言えるロサンゼルスとは別世界で、地域内にテニスコートが数えるほどしかありません。テニススクールや会員制クラブのようなものは存在せず、高校テニスのレベルは正直高いとは言えません。春や秋のシーズン以外はラケットを握らないというテニス部員も多いようです。

そのハイ・デザートで個人戦優勝を果たし、未だシングルス無敗の秋山君。プレイオフにどれだけ活躍できるのか僕も楽しみでした。

対戦相手はロス郊外にあるサンゴルゴニオ高校。決して強いチームとは言えませんが、シルバラードにとって実力を試すいい機会だと言えます。

初戦で相手の一番手とぶつかった秋山君は、長いテニス経験を活かした戦術眼と、ミスをしない正確性が持ち味。それに対して、相手は豪速球サーブと力強いストロークを繰り出してきます。まさに柔と剛の対決。

うまく第一ゲームをとった秋山君ですが、地元では対戦したことのない力強い相手のプレースタイルに戸惑い、その後らしからぬミスを連発してしまいます。最後は粘りを見せるものの、ゲームポイントでのいくつかのミスがひびき、アメリカに来て初めて苦汁をなめることとなってしまいました。

せめてもの救いはチームが勝利を収めたこと。土曜に行われる2回戦に進出することとなりました。サンゴルゴニオとは比べ物にならないほど強いシード校との対戦となりますが、何とか秋山君のリベンジに期待したいところです。

秋山君も試合後相手の強さは認めたものの、自分のプレイに納得がいっていないのは明らかでした。アスリートにとって高い競争に身を置くのは何よりも大切なこと。ハイ・デザートのぬるいレベルになれてしまい、勘が鈍っているのは間違いがありません。

彼は団体戦だけでなく、来週から始まる個人戦にも地元リーグ代表として出場が決まっています。彼が日本に帰ってしまうまでに、本人が納得する試合ができるよう、僕もできる限り手助けできればと思います。




ところで、アメリカの高校スポーツには日本と大きく異なる点があります。それはどのスポーツにおいても、ディヴィジョン(一部、二部といった階級)に分かれているということ。

日本では高校スポーツはどの学校も同じ地区大会に出場して、全国大会を目指すことになります。例えば高校野球だと、生徒が百人程度しかいないような小規模高校でも、生徒数が何千人という大規模な私立校と同じ土俵で甲子園を目指さなくてはなりません。スポーツ推薦で選手をかき集めた一部のエリート校しか勝利を味わうことができないのは、とても残念なことです。

それがアメリカだと各スポーツごとに、学校の規模や競技成績に応じて一部、二部、三部と分かれて大会を行います。100人しか生徒のいない高校が5,000人規模の学校と競い合うのは不公平だという考えなのです。

今回のテニスで言えば、シルバラードとサンゴルゴニオはカリフォルニア州南部地区の4部に所属しています。必ずしも四部の高校が三部や二部の学校よりもレベルが低いとは言えませんが、練習試合や各校主催のトーナメント以外で違う階級同士の学校が対戦することはありません。

アメリカの高校スポーツに全国大会がないことは以前書きましたが、地域の大会でも階級毎にトーナメントが行われ、優勝が決められます。より多くの生徒に成功のチャンスを与えるという意味では、アメリカの高校スポーツはとても魅力的だと言えるでしょう。
スポンサーサイト

theme : 高校野球
genre : スポーツ

comment

Secre

プロフィール

TomoyaS

Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

最近の記事
RSSフィード
ブログ内検索
ブログランキング!
ランキングに登録しています。下のバナーをワンクリックお願いします!

FC2ブログランキング

カテゴリー
月別アーカイブ
最近のコメント
最近のトラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。