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ふるさと

最後に日本に一時帰国してから一年半。最近になって、アメリカに住み始めた当初とは違う感覚を抱くようになりました。

日本に触れていたい

これまでは、あまりそうした感覚を抱くことはありませんでした。留学生や駐在員の方が、頻繁に日本食を食べにでかけたり、わざわざ日本のテレビ番組を取り寄せたりするのを見て、不思議に思っていました。

また、アメリカに移民をしてきた人々が、どうして同じ民族で集まってコミュニティを形成したり、ふるさとの文化を異国の地に来てまで実践し続けようとするのか、いまいち理解できませんでした。郷に入っては郷に従うべき、そう思っていました。

正直、そうした人々を見下していたこともあるかもしれません。自国の文化にしがみつくのは、言葉ができないからではないか、異文化に適応する勇気や柔軟性がないからではないかと。

でもそんな考えが変わってきました。アメリカに長く住んで、言葉や生活に不自由がなくなってきたはずの自分が、なぜか逆に日本に恋しさを感じ始めたからです。

周りに日本人やアジア人がいない今の環境。仕事でもプライベートでも使うのは英語のみです(スペイン語が耳に入ってくることもありますが)。英語で取材をし、英語で記事を執筆。日々の情報は英字新聞。キャリアアップのための勉強も英語。だから日本語を話したくてうずうずしてきます。

また、日本にいた時は、洋楽や韓国ポップを好んで聴いていましたが、今ではむしろ日本の音楽をすすんで聴くようになりました。耳にしていると、日本の街中を歩いている気分になれます。それぞれの曲に込められた、日本の雰囲気や想い出に浸ることができるのです。今やiTuneのお気に入りリストの四分の三くらいは邦楽です。

アメリカにはかれこれ計7年近く暮らしていることになります。その期間、アメリカ人と共同生活をし、アメリカの大学院を卒業し、アメリカ人相手に授業を教え、アメリカ人だけの職場で働いてきました。どれも楽しい想い出ばかりです。

それでも、英語ができるようになればなるほど、アメリカの文化に溶け込もうとすればするほど、そこにはない日本の文化が恋しくなってくるのです。どんなに慣れ親しもうと、アメリカは生まれ育った地ではありません。

東京の人ごみと無機質なビル、新宿の居酒屋やバーでベロベロになって乗る満員電車、郊外ののどかな住宅街を自転車で散策する休日。どんなにゴミゴミしていようと、閉鎖的であろうと、そこで過ごした感覚は、心の奥深くに生きる糧となって染みついています

人には帰る場所が必要ということなのでしょう。

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theme : 海外生活
genre : 海外情報

tag : 故郷 アメリカ 日本 文化 言葉

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Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

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