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テレビ中継のないシャンパンファイト

マリナーズのシングルA球団、ハイデザート・マーベリックスが前半戦の地区優勝を果たした。ホーム最終戦で決めた優勝だったので、ボクもその瞬間に立ち会うこととなった。

試合後のクラブハウスに入ると、既に狭いロッカールームの中で、賑やかなシャンパンファイトが始まっていた。バケツいっぱいの酒をかけられている選手や、上半身裸で踊りを披露している者。メジャーリーグのように、テレビ中継や記者が何十人も詰めかけるということはないが、選手やコーチ陣、スタッフが一丸となって優勝を喜ぶ姿はどのレベルでも変わらない。

プロ野球選手にとって、マイナーリーグというのは、メジャーリーグに上がるためのステップに過ぎない。しかしほとんどの選手は、メジャーという夢の舞台に立つことなく、選手生命を終えてゆく。これが人生で最後のシャンパンファイトになるかもしれないということだ。

マリナーズが2007年のドラフトで一順目に指名したフィリップ・オーモント投手。カナダのケベック州出身の彼は、マーベリックスの中でもメジャーに上がることを確実視される選手の一人である。優勝の瞬間にクローザーとしてマウンドにいた彼は、「これまでの人生で最高の瞬間だったよ。前半戦をともに戦ったチームメイトが全員フィールドに飛び出して優勝を祝う。最高の気分だよ」とゴーグルをつけて笑顔で話した。

マイナーリーガーたちにとっては、たとえチームメイトといえど、周りの選手はみんなメジャーの枠を争うライバルである。個人の成績が一番で、チームの優勝など関係ないという選手がいても不思議ではない。なのにどの選手に聞いても、このチームで優勝できたことが一番嬉しいと口をそろえる。数億円もの賞金をかけて争っている選手達が、いつのまにか一つの運命共同体としての意識を持つようになったのである。

いつもはインタビューでもそっけない監督が、ロッカールームの後ろの方でビールを片手に、楽しそうに選手の喜ぶ姿を眺めていた。以前は自分もこの若い選手達のように、メジャーリーグを夢見て必死にプレイをしていた。わずか数百人のファンの前で試合をして、長距離を窮屈なバスで移動。汚いロッカールームでチームメイトたちとジョークを交わす夜。勝利にはしゃぐ彼らの姿を見て、当時を思い出していたのかもしれない。

インタビュー中に頭からビールをかけられた後、酒臭い体のまま記事を書き終え、ファンのいなくなった暗いスタジアムの通路を歩いていると、球団の運営スタッフが些細な優勝祝賀会を開いていた。帰ろうとするボクを見つけたジェネラルマネージャーのティムが、ビールを片手に近づいてきて、「前半戦を取材してくれてありがとう」と笑顔で声をかけてきた。

市の財政難でチームが存続危機に直面しているマーベリックスにとって、この優勝は数少ない朗報の一つである。ボクは「おめでとう、ボクも楽しかったよ」と返した。

ゲートを出て車に歩いていくボクの後ろ姿に、「後半戦もよろしく」とティムが一言。ボクは思わず笑顔を浮かべ、心の中で「もちろんだよ」とつぶやいた。

theme : MLB
genre : スポーツ

tag : ハイデザート マーベリックス マイナーリーグ メジャーリーグ

乱れた英語

地元の高校生アスリートに送られる奨学金の選考委員を務めました。各高校が、優れた競技成績と学業成績を修めた生徒を推薦します。

候補者の提出した願書とエッセイ、コーチの推薦書を読んで決めるのですが、正直そのお粗末さにがっかりしました。

文法やつづりの間違いは当たり前。質問に対してわずか一文で答えるため、余白だらけのものや、手書きが汚かったり、字が小さかったりで読みづらいもの。パソコンで打った願書には、回答文にアンダーラインが引かれているものがありました。罫線を意識したのでしょうが、逆に読みづらくなってしまいます。携帯メールやMySpace、facebookのやり取りで使われる文体ももちらほら見られました。

高校生なのである程度はしょうがありませんが、せめて信頼できる英語の先生に文法やつづりをチェックしてもらい、何人かの人に読んでもらって感想を聞くくらいの努力は見せてもらいたい。作文力は選考基準ではありませんでしたが、どれだけこの奨学金が欲しいかという意欲が、細かいところに表れてきます。

スポーツを通じて努力やチームワーク、リーダーシップの大切さを学んだと多くの候補者が書いていましたが、それだけでは他の人と似たり寄ったり。そうした能力を証明する具体的な体験を挙げられれば、自分らしさをアピールできたはずです。こっちは応募者がどんな人物なのかを知りたいわけですから。

日本の予備校で小論文の添削をしていた時、何がいいたいのか全く理解できない文章を書く高校生がいてびっくりしたのを覚えています。どこの国でも、きちんとした文章を書けるというのは、貴重な能力だと痛感させられます。

theme : 高校生
genre : 学校・教育

豚インフルエンザ何のその

昨日チャリティゴルフ大会に出場した後、だるい体にむち打って、サンバーナディーノ郡のカウンティフェアに今年も行ってきました。こちらもうちの新聞がスポンサーをしているため、タダ券が手に入りました。

IMG_0081.jpg

家畜の品評会が行われている納屋に入ると、そこには去年と変わらない光景が。小さな子供たちが、狭いおりの中でブタの毛をかったり、寝ている豚のお腹に頭を乗せて一緒に昼寝をしたり。豚インフルエンザ何のそのといった様子です。テレビのニュースで不安を煽られ、マスクをした人であふれ返る日本とは対照的です。

IMG_0080.jpg

ブタのおりを掃除していた親子に、豚インフルエンザについてどう思うか聞いてみたところ、「別に」といった反応。一応、獣医さんにも見てもらったけど問題なかったといいます。お母さんは、マスコミの不安を煽るような報道に一言、bullshit(ばかげている)。直訳すると牛のふんですから、彼女たちが使うと説得力があります。

マスコミ(特にテレビ)が正確な情報や事実を伝えず、やたらにドラマチックな報道をし、人々が必要な知識を得ていないことが混乱の原因だといえます。アメリカに住んでいるというだけで、日本の家族や友人から心配の連絡があるというのは嬉しいことではありますが、それでこそ心配性な両親や祖父母に、これ以上負担をかけないでいただきたいものです。

そもそも豚インフルエンザという呼び方が誤解を呼ぶのであって、豚肉を食べるだけでは感染しません。アメリカ政府も養豚業者を守るため、豚インフルエンザという名称自体を使わないよう呼びかけています。

ちなみに、日本で風邪やインフルエンザの予防法としてポピュラーなうがいマスクの着用。これらをアメリカでしている人を見かけたことはありません。両方とも効果に関する科学的根拠が薄く、マスクに関しては逆に周りの人の不安を煽ってしまいます。

theme : アメリカ生活
genre : 海外情報

tag : カウンティフェア 豚インフルエンザ サンバーナディーノ うがい マスク

ピクニック・ゴルフ

うちの新聞は小さいながらも、地元への貢献と知名度アップを図るため、各種イベントに協賛しています。

今朝は休日を利用して、うちがタイトルスポンサーを務めるチャリティゴルフ大会に出場してきました。

IMG_0074.jpg参加者に配られた帽子

開催地のスプリング・バレー・カントリー・クラブは会員制のゴルフ場。初めてプレーしましたが、ビクタービルにあるとは思えないくらい綺麗に手入れがされていました。ボクみたいな素人にとっては、景観というのはゴルフを楽しむ上でとても大切です。

IMG_0042.jpg全く人間を恐れないアヒル。髪形がいけてます。

ただゴルフで一番つらいのが、朝早いということ。普段から早起きしているビジネスマンならまだましでしょうが、僕らは普段、昼三時に仕事を始めます。そのせいでいつもコースにいくと力が全く発揮できず、パーの二倍近くものスコアを叩いてしまうのです。(すみません、単なる言い訳です)。

IMG_0060.jpgIMG_0061.jpgゴルフバッグもゴルフシューズもなしに参加したのはボクくらいでしょう。3本のアイアンとパターだけでまわりました。

今日のトーナメントはスクランブル形式だったため、4人一組がチームになって競い合います。4人が同じところからボールを打って、一番よい所からまたみんなが打てるのです。競争心は削がれますが、いつもより気楽にコースを回ることができました。

IMG_0062.jpg同僚のC.J.(真ん中)と、当日一緒にプレーすることになったポール(左)とマニュエル(右)

晴天の中、のんびりと朝ご飯やバーベキューを食べ、緑豊かなコースの上でビールを飲んでいると、スポーツというよりはむしろピクニック気分になります。こういうゴルフもまたいいもんです。

IMG_0043.jpg
IMG_0059.jpg
IMG_0063.jpg一発打った後のビールはうまい!

ただ日焼け止めを塗るのを忘れて、気付いたら両腕が真っ赤。家に着いたらいっきに疲れが出て、ソファに横になった途端、眠りに落ちてしまいました。いつものことながら、砂漠の日差しをなめてはいけませんね。

theme : 今日の出来事
genre : 日記

治らない楽天主義

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主役を務めたマイケル・J・フォックス。

彼はパーキンソン病を患いながらも、常に人生を前向きに生きています。そんなJ・フォックが、ベストセラーとなった「ラッキーマン」に続く二冊目の自伝を出版しました。過去10年の闘病生活を描いた新刊のタイトルは、Always Looking Up: The Adventures of an Incurable Optimist。

Always Looking Up: The Adventures of an Incurable OptimistAlways Looking Up: The Adventures of an Incurable Optimist
(2009/03/31)
Michael J. Fox

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ラッキーマン (SB文庫)ラッキーマン (SB文庫)
(2005/02/19)
マイケル・J・フォックス

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その発売に合わせて、自らを「治らない楽天主義者」とまで言いきるJ・フォックスが、ポジティブであること、幸せ、希望の本質を探して旅する特別番組が放映されました。

その番組を締めくくったマイケルのセリフが印象に残ったので紹介します。

1.楽天主義者は困難にぶちあたった時、他の選択肢を受け入れることができる。また現実に正面から向き合うことができる
2.希望は集団の中で育まれていき、人々が自分の好きなことをしている時に共鳴を呼び起こす
3.幸せは伝染する。そしてそれはどんな些細なことにも感じることができる。


番組内で紹介された研究によると、悲観主義者が最悪のシナリオを想定し、それに備える行動をとるのに対し、楽天主義者は最高の結果を思い描くことで、その達成に向けて突っ走るそうです。例えば、楽天的な人はジャングルの奥地に財宝が眠っていることを知ると、たとえ目の前に虎の足跡があっても目に入りません。

あなたはどっちのタイプですか?

theme : 紹介したい本
genre : 本・雑誌

プロフィール

TomoyaS

Author:TomoyaS
アメリカ生まれ、日本育ち。日本で大学を卒業した後、アメリカの大学院でスポーツ学の修士課程を修了。現在はカリフォルニアの新聞社でスポーツライターとして活動中。

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